ルアーを食わせる方程式について

さて今回はシーバスの捕食行動についてワタシなりの考え方を書いてみようと思います。内容はいたってシンプルですが非常に重要で効果的だと思っています。

捕食行動の方程式

シーバスフィッシングにおいて、シーバスがルアーに気付いて「喰う」、「喰わない」の判断を行う際には、ワタシは以下の方程式が成り立っていると考えています。

単純な話です。「喰い気」が警戒心を上回った場合、ルアーに喰らいつくのです。逆に「警戒心」が喰い気を上回った場合、ルアーを恐れて逃げてしまうでしょう。

警戒心が低いと丸呑みで喰ってきます

この考えを基にアングラーは「どうすれば喰わせることが出来るか?」を考えなければならないのです。

どうやって喰わせるか?

それでは「どうすればシーバスがルアーを喰ってくるのか」を考えていきます。これも前述の方程式を理解していれば、答えはすぐ見つかります。

喰い気が高いシーバスを狙う

方程式から考えると、警戒心より喰い気が高ければシーバスはルアーに喰らいつきます。となれば喰い気が高いシーバスを狙うことが出来れば、喰わせることの難易度が低くなると言えるでしょう。

朝マズメや夕マズメの時間帯や、大潮の潮がよく動く時間帯はシーバスの喰い気が高まるタイミングです。このタイミングに釣りをすることで喰い気が警戒心を上回り、釣れやすくなるのです。

またベイトの群れにボイルしているシーバスも同じように喰い気が立っているため、狂ったようにルアーに喰らいついてきます。ミスキャストしても人影を見せても関係なくにルアーに喰ってくるのは、この方程式が成り立っているからです。

マイワシが湧いていれば爆釣!

シーバスの警戒心を下げる

今度は逆に警戒心を下げることでシーバスの食い気を相対的に引き上げる方法も考えられます。

以前公開した「初心者アングラーに伝えたい立ち位置の話」で書いたことは、シーバスの警戒心を下げ、ルアーに不信感を与えず喰い気を引き立てるものです。他にも一般的な話では、ラインを細くする、ルアーサイズを小さくする、釣場を休ませる、物音を立てない、水面にライトの光を落とさない等、細かいことですが、この積み重ねが警戒心を下げ、シーバスも違和感なくルアーを喰ってくるようになるのです。

まとめ

シーバスの捕食行動は生きるための手段です。成長すればするほど知恵が付き、警戒心が高まり釣りにくくなります。それでも今回の方程式を意識し、工夫することでシーバスとの距離も近くなりルアーを喰わせることが出来るでしょう。

シンプルな話ですが、意識して考えながら行動することで「釣れた」が「釣った」に変わり、自信に繋がり、釣果が安定してくるのだと思っております。

喰い気の高いシーバスを狙うか?警戒心を下げて狙うか?
どちらが簡単かと考えることで効率も上がってくると思いますよ。大事なことは考えて行動し、次に繋げることです。

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

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