マイクロベイトパターンがハマる3つの条件

少しブログ更新をサボっている間に気付けば3月になってしまいました。もう春はそこまでやってきています。大阪湾奥エリアにも春の訪れを告げるマイクロベイトが湧いてくるタイミングですね。そこで今回は春のマイクロベイトパターンについて書いてみたいと思います。これを理解すれば釣果はバッチリです!

大事なのは潮流・風向き・水深の3つ!

マイクロベイトとは文字通り極小のベイト。早春から大阪湾奥エリアで見かけるのはボラの稚魚で3センチ未満の「ハク」。そのためハクパターンと呼ぶ人も居ます。

フックに引っ掛かってきたハク。

こんな小さいベイトですが、大量の群れを成して回遊しているため、シーバスのベイトとして成り立っているようです。しかしながら、このマイクロベイトを捕食するシーバスは意外と厄介。というのもベイトのサイズが小さく、ルアーをベイトのサイズに合わせて狙うことが困難だからです。

そこでポイントとなるのがこれから紹介する3つの要素。これらが絡むことでシーバスの口を使わせることが容易になると考えています。

強い流れがキモ!下げ潮が狙い時!

まずは潮流について。マイクロベイトパターンでの好条件は潮の流れが強い状況です。これは遊泳力が弱いマイクロベイトが強い流れに揉まれ、流れのヨレに溜まってしまうからです。シーバスはこのヨレに溜まったマイクロベイトを狙っています。

シーバスから見たマイクロベイトは、人間で言えば「ベビースターラーメン」みたいなもの。1本ずつ食べても物足りませんが、一掴みにして頬張ると食べごたえもあり美味しいですよね。シーバスも同じようにマイクロベイトを1匹ずつ追いかけるのは効率が悪いため、流れのヨレに溜まったところをまとめて食べたいのです。そのため、流れが強いほど良く、特に湾奥部では下げ潮の方が流れが強くなるため、満潮からの下げ始めが狙い時といえます。このタイミングに狙いを定めて出撃するだけでも釣果に差が出ると考えられます。

PB-13でドン!

風向きを読んでマイクロベイトを探し出せ!

続いては風向きについて。前述の通りマイクロベイトは遊泳力が弱いです。そのため、風が強くなると風に流されてしまい、風によってできる流れのヨレに溜まってしまいます。そこで天気予報で風向きをチェックし、風が強いときは、風の当たるエリアの風裏をチェックしましょう。そこにマイクロベイトが大量に溜まっていればチャンス!きっとシーバスも入ってきているはずです。

また護岸沿いであれば、風の当たるエリアも狙い所。風に寄せられて行き場のないマイクロベイトは、護岸沿いの表層を泳ぐことを余儀なくされます。シーバスもそれを狙い撃ちにするべく、護岸の下のエグレに潜んでマイクロベイトの回遊を待ち望んでいます。こんな状況ではテクトロが効果絶大!ハマれば連発もあります。

過去には風向きと同じ方向に流れる運河の中にマイクロベイトが大量に溜まっていたのを発見し、短時間に複数のシーバスを同エリアでキャッチしたこともありました。風向きはマイクロベイトパターンには重要な要素だとワタシは思っております。

シャローエリアの変化を狙え!

最後は水深について。シャローエリアを狙えと書きましたが、その理由はシャローエリアの方が日中に水温が上昇しやすく、マイクロベイトが好む条件となるからです。

しかしシャローエリアでも何の変化もないエリアは、いくらマイクロベイトが大量に居てもシーバスをキャッチすることは難しいです。理由はシーバスもなにもないエリアでマイクロベイトを追いかけることが非効率であることを知っているからです。小さなマイクロベイトを追いかけて捕食するのはセイゴサイズまで。

そこで重要となるのがシャローエリアにあるちょっとした地形変化。水深の変化や、ストラクチャーがあれば、そこにシーバスが潜むことができます。物陰に潜んで群れで泳いできたマイクロベイトを一網打尽にすることが、一番効率的ですからね。

IP-13も強い!

最後に

これまでに紹介した潮流、風向き、水深の好条件が全て当てはまるエリアがあれば、もう釣れたも同然。タイドグラフや天気予報からエリアを絞り込むことが釣果への一番の近道です。

少し長くなってきたので、マイクロベイトパターンに効くルアーについては、次の機会に書いてみたいと思います。

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

3件のコメント

  • こんにちは。
    今回も私みたいななかなか釣れないアングラーにとって、ありがたい手解き記事をありがとうございます!
    マイクロパターンについて「なるほどなー」と思うことが多々ありました。書籍で読むより、同じ大阪ベイエリアでの体験をもとに書いて下さるので、考え方、シーバスの動きの推測等々、私にとって違和感なく入るものでした。
    そういえば、2月の記事をもとに私の釣りスタイルを見直し、釣果をあげております。ありがとうございます。
    こもちっくさんは今朝も出撃してゲットされたようで…私も朝マズメに大阪ベイエリア行ってたのですがだめでした。さすがです!!また、初心者万人に対してでいいので、是非体験記事とか考え方のブログを書いていただきたい!お待ちしてます。
    そして、いつか現場で会えば、お声掛けさせていただきますね(笑)。

    • いつもコメントありがとうございます♪
      少しはワタシのブログも役立ってるようで何よりです。

      最近ネタに困ってこんな記事を書いてみましたが好評であればシリーズ化していきます(o^^o)

      マイクロベイトパターンって結構悩ましいのですが今回の記事の条件を基にエリアを絞り込むと釣果に繋がるかと思ってます。
      特に大事なのは潮の流れで満潮からの下げ始めが特に良いですよ。風が強く吹いた瞬間に釣れることもあります♪

      何処かでお会いした際にはお声掛けください♪

  • こんにちは。
    今回も私みたいななかなか釣れないアングラーにとって、ありがたい手解き記事をありがとうございます!
    マイクロパターンについて「なるほどなー」と思うことが多々ありました。書籍で読むより、同じ大阪ベイエリアでの体験をもとに書いて下さるので、考え方、シーバスの動きの推測等々、私にとって違和感なく入るものでした。
    そういえば、2月の記事をもとに私の釣りスタイルを見直し、釣果をあげております。ありがとうございます。
    こもちっくさんは今朝も出撃してゲットされたようで…私も朝マズメに大阪ベイエリア行ってたのですがだめでした。さすがです!!また、初心者万人に対してでいいので、是非体験記事とか考え方のブログを書いていただきたい!お待ちしてます。
    そして、いつか現場で会えば、お声掛けさせていただきますね(笑)。

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