大潮の干潮パターン!一瞬のチャンスを狙え!

かなり遅くなりましたが6月13日の釣行記です。
この日は平日ながら自動車運転免許証の更新に行くために有給を取得していたので、午前中のみの出撃でした。潮回りは大潮の下げ周り。期待して挑んだ結果は!?

ベイトは居るけどシーバスは!?

向かった先は前回釣行で良型シーバスをキャッチ出来た兵庫県某河川中流域。
数日前に降った雨の影響で、少しでも濁りが入っていればチャンスはあると考え向かいましたが、現地に到着して水面を観ると濁りは殆どなく、水の色はやや緑っぽい感じ。あまり良くない、むしろ悪いと言っていい状況に少し落胆するも、キャストを開始。

水の色は青みが掛かった感じ。果たして!?

まずは橋脚が絡むエリアから。
8時過ぎからのスタートでタイミング的には下げ潮が効き始める頃。
予想通り、かなり強めの流れが橋脚と絡まり流れのヨレを形成しています。そのヨレにベイトが流され、溜まり、それをシーバスが捕食する。そう考えながら全方向にキャストを重ねますが、反応はありません。

ルアーは前回釣行でも反応が良かったコアマンVJ-16IP−13を中心に、PB−13やシリコンバイブ53Sなども織り交ぜて行くも駄目。ふと足元を見ると、岸際に大量のベイトが泳いでいるのが確認されました。パッと見た感じでは少し大きくなったハクのようです。マイクロベイトと呼ぶには少し大きく、イナッコと呼ぶには少し小さい、そんな感じです。

大量のベイトが岸際に。

どうも流れが強すぎて岸際沿いの比較的流れの緩い場所に留まざるを得ない様子。このベイトにシーバスが付いていれば面白くなるんでしょうが、今のタイミングでは無かったようで。そこで下流方向へ移動しつつ、流れが緩くなる場所を探します。
河川が緩くカーブするその内側に位置する場所まで下ったところ、流れの緩急が見て取れたため、フルキャストして流心を狙い、流れが弱くなる方へ入り込むベイトを演出していきます。

少しずつ歩き進み、様々な角度でキャストしていくものの、当たるのはボラの感触のみ。水位はどんどん低くなり、岸際が透けて見えるようになってきました。よく観察すると、岸際から10m程はシャローエリアとなっており、その先からは水深が深くなっていくようで、カーブする河川の典型的な地形になっているのが確認出来ました。更に奥に進むと、シャローエリアに大量のベイトが溜まっているのを確認出来ました。

シャローにも大量のベイト!これはチャンス!?

干潮でベイトが消えた!?狙うべきは!?

こうなると考えられるのが、干潮パターン。

シャローエリアで泳ぐベイトが下げ潮で水位が下がり、シャローエリアから避難しなければならない状況を深場でシーバスが待ち構える。そんなパターンが成立するかも?と妄想しつつ、更に歩き進みながら探っていくも反応無し。気付けば日も高く登り、時間も12時になろうとしています。
時間的には干潮を迎えるタイミング。確かに水位は下がり切ったのか、岸際は完全に干上がり、今まで岸際を泳いでいたベイトは何処かに消えてしまいました。

チャンス到来!

その消えたベイトの行方を追うように流心部に近い深場にIP−13をキャスト。早巻きでリアクションバイトを誘おうとすると巻き始めのタイミングでドン!待望のバイトです。

深場といっても小規模河川。干潮となれば然程水深も無いため、すぐに水面を派手に割ってエラ洗いをしてくれますが、見えた魚体はまずまずなサイズ。無理は禁物といつも通り弱らせようと思ったものの、足元のシャローエリアは干上がってしまい陸地になってしまっていて足元では弱らせられません。何とか横移動して足元まで寄せられそうな場所まで移動しようと試みます。少しドラグを緩めながらテンションをキープし、横移動していきますが、シーバスも馬鹿ではないようでシャローエリアに突っ込んできました。万事休す!そう思った瞬間、エラ洗いでIP−13は外れて宙を舞い、シーバスも姿を消してしまいました。

釣行開始から4時間も反応が無かった中の唯一のバイトだっただけに、暫く天を仰ぎました。シーバスは狙い通り深場に潜み、ベイトを待ち構えていました。しかしキャスト位置が悪かった。これが唯一の失敗です。

少し気を落ち着かせると共に、ポイントを休ませ、再びIP−13をキャスト。
先程同様に早めのリトリーブで誘います。すると数投後にゴン!と当たったかと思いきや急激にラインが出され、ドラグ音が鳴り響きます。これはヤバイとドラグを調整しファーストランをやり過ごします。強い引きと独特の感触。ボラです。それもスレ掛かり。外れてくれないかと願うものの外れてくれず、あちこちへ逃げ惑ってくれます。何とかフックは外れてIP-13は回収できましたが、その頃にはポイントが荒れてしまったようで続く反応はありませんでした。ここで予定の時間となったため納竿としました。

釣行を振り返って

濁りを期待してのポイント選択でしたが、濁りは無く当てが外れました。しかし足を使い、ベイトの動き、地形変化、潮位を読むことでシーバスの口を使わせることが出来ましたが、キャッチするまでには至らず、悔しい釣行となりました。
しかし非常に良い経験が出来たと考え、同じような状況に遭遇した時に活かすことが出来るよう、インプットしていきたいと思います。

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

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