「釣りエサのひみつ」という本を激しく勧める話
さて今回は本の紹介。これから紹介する本はシーバスアングラーだけでなく全ての釣り人に読んで貰いたい一冊です。今まで感覚的に行っていたことが論理的に説明されているので、 これを読めばシーバスとの距離も近づき釣果も上向くこと間違いなし。
釣りエサを制する者は釣果を制する!
今回紹介したい本はこの記事のタイトルにもある「釣りエサのひみつ」という本です。
この本の著者は長岡寛さん。釣りエサメーカーのマルキューの社員さんで雑誌への執筆やメディアにも出られている方です。マルキューといえばエコギアが有名ですよね。その他様々な釣りエサを販売しているメーカーの方が、これまでの知見を元に執筆された本ですから、説得力が違います。
ワタシがこの本と出会ったのは、たまたま行った地元の図書館でした。新刊コーナーに並んでいたので目に入り、そのまま手にとって借りて読んだんです。するとこれまで何となく考えていたラインに関する話や、ルアーカラーについて詳細な説明がなされており、その内容もこれまでのワタシの経験とも重なるところが多く、非常に納得できるものでした。
ラインに関する話では、チヌをラインが張り巡らされた水槽の中に入れ、ラインにチヌが触れればセンサーで感知できるようにした実験を行っており、その結果、チヌは真っ暗闇でもラインの存在を完全に把握しているということが記されています。
これはチヌが目でラインを見ているだけではなく、側線と呼ばれる振動や圧力を感じることが出来る感覚器官を持ってラインの存在に気付いているのではないかとまとめられています。側線はシーバスにも存在します。濁った透明度の低いエリアにおいてもルアーの存在に気付いて喰らいついてくることを考えると、ラインは目で見ているだけではないということも腑に落ちます。
またラインの太さによる釣果への影響にも言及しており、何故釣れないときにリーダーやハリスを細くするのか?という事についても書かれています。気になるでしょ?
カラーに関する話では、人間とシーバスとの色の見え方の違いについて書かれており、これを知ることで効果的なカラーローテーションが行えるようになるでしょう。
様々なカラーのルアーが販売されていて、購入の際に悩むこともありますが、この本を読んで正しい知識を得ることが出来れば、無駄な買い物をすることも無くなりそうです。
これらについてはまた機会があればワタシの考えや経験も加えながら記事にまとめてみたいと思いますが、是非とも買って手元において気になるときに読み返してほしいですね。目からウロコな内容が盛り沢山。下手な釣りDVDを買うより絶対釣りが上手くなりますよ。価格もルアー1個分程度です。