春の大阪湾奥シーバスを美味しく頂いた話

「最近シーバス食べてないな。」
そう思いながら出撃した先日3月31日の釣行でしたが、ちょうど良いタイミングで食べごろサイズのシーバスが釣れました。場所が大阪湾奥某河川という事も有り、大丈夫か不安だったものの、食べてみると本当に美味しく驚きました。
今回はそんなお話です。

丸々太ったシーバス、その秘密は?

今回キープしたシーバスは57センチの食べ頃サイズ。家族4人で食べるのに丁度良く、捌きやすい大きさです。
体格も良く、丸々とした姿は見るからに美味しそうです。

早速捌いていきます。

釣り上げてから納竿までストリンガーで生かしておき、納竿時にエラにナイフを入れ簡単に血抜きを行いクーラーボックスに入れて帰宅。帰宅後3時間程してから捌き始めました。そのため、鮮度抜群です。
ウロコを剥がし、ヌメリを洗い流した上でまずは頭を切り落とします。すると中から見えたのは大きな肝。よほどエサを食べていたのか、フォアグラのような感じに大きくなっています。なかなかこの時期には珍しいのではないでしょうか。

大阪湾奥シーバスの肝は美味いのか!?

釣りたてってこともあり、今回はこの肝も頂くことに。
まずは解体を優先し、バットに入れて保管します。
続いてお腹を裂いて内蔵を出していくんですが、割いてみて驚きました。抱卵しています。

もう4月になるのに抱卵しているとは・・・

通常シーバスは冬に産卵するため、桜も咲くような3月末に抱卵しているとは思いもしませんでした。ひょっとすると産卵に備えた荒食いで丸々と太っていたのかもしれませんね。ちょっと悪いことをしたと思いつつ、美味しく頂くことで成仏してもらおうと頑張ります。
ちなみにこの卵は今回は食べずに処分してしまいました。煮付けとかにする予定であれば一緒に炊いたかもしれませんが、今回は別の調理を考えていたもので。内蔵を取り除きながら感じたのは、内蔵周りの脂肪の多さ。ガッツリ脂が乗っており、食べる前から美味そうです。これは期待できます。
内蔵を取り、血合い部分も綺麗に洗い流せば湾奥シーバスも立派な食材になりました♪

さてどうやって食べようかな♪

鮮度抜群!やっぱりキモは肝!

とりあえず三枚におろします。
身が厚く、食べごたえがありそうです。
ひとまず解体した際の切れっ端に醤油を付けて味見してみましたが、臭みは殆ど感じられず甘みを感じるほど。これなら刺身でもイケると確信し、半身は刺身でいただくことに決定。残りの半身は後日ムニエルか焼き物で頂くことにしました。
そのため、片側の半身の皮を引き、刺身に切りつけます。腹身の脂の乗りが凄いです。

シーバスの刺身!

引いた皮も捨てるのは勿体無いので湯引きに仕立てました。刻みネギとポン酢でいただきます。
また肝は流水でしっかり血を洗い流し、さっと湯通しして肝醤油としていただきます♪

皮の湯引きと肝醤油も一緒に♪

最後に残ったアラも捨てずにいただきます。今回は潮汁にしました。

鍋ごとの潮汁!

さて実食です。
刺身は本当に臭みも無くほのかに甘みを感じる味わい。腹身は特に脂乗りが良く、本当にブリみたいでした。
この刺身を肝醤油でいただきましたが、濃厚な肝が絡み、メチャクチャ美味い!!これはヤバイです。

肝醤油最高!

ちなみに肝単体で食べるとほんの少し臭みが感じられたため、ワサビを少し多めに入れて肝醤油にしましたが、これが功を奏し、臭みは感じられず本当に美味しくいただけました。
皮の湯引きも美味しく、ビールが進みます。
潮汁は煮込む際の水の量が多かったか、やや薄味になってしまいましたが、少量のポン酢を垂らすとイイ感じに。骨までしゃぶりつくしました。

翌日の夜には残りの半身を嫁さんがムニエルにしてくれました。
今回は山椒風味でレモンバターソースが掛けられていました。

シーバスのムニエル山椒風味。

食味はフワフワで山椒風味が臭みを感じさせず美味しかったものの、身が厚かったので火の通り具合が悪い部分が有ったのが少し残念でした。次は切り身の大きさに気をつけたいと思います。

大阪湾奥シーバスを食べ尽くして

シーバスアングラーってキープして食べる人が少ないですが、上手く調理すると本当に美味しい魚です。
捌く際のコツは過去にも記事にしていますので、そちらを参照いただければ幸いです。
大阪南港で釣ったシーバスを美味しく頂くためのたった1つのポイント
大阪湾奥シーバスでも美味しく頂けますので、是非ともトライしてみてください♪
ちなみに食あたりにもならず、至って健康です(о´∀`о)

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

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