マイクロベイトパターンで重要な要素とは?
先日4月8日の午後から2時間ほどデイゲームに出撃したものの、結果は出せませんでした。マイクロベイトは無数に確認され、バイトもあったのに喰いが浅い。その原因を検証しながら、この記事を書いてみたいと思います。
ベイトは居る!でも喰わない!?
場所は最近マイクロベイトパターンが好調な大阪湾奥某河川。
エントリーした時間は12時を少し過ぎた頃。
この日は晴天ながらも風が強く、西からの風が5m程吹いていました。このポイントは西向きのポイントなため、風が真正面から吹く形となり、この強風でマイクロベイトが打ち寄せられてるのでは?と期待しつつ水面を覗き込むと・・・予想通り居ました♪
少し見辛いかもしれませんが、白っぽく写るものがマイクロベイトです。これが足元の岸壁沿いに無数に確認されました。特に風が吹き溜まる係留船の際に多く見られます。これは期待大です。
デイゲームでマイクロベイトとなれば使うルアーは自ずと絞られます。今回は先日の釣行でも結果を出せたコアマンPB-13。これを岸壁沿いにキャストし、表層をスローに引いて誘います。
マイクロベイトが湧いていて、風の当たる岸壁沿い。釣れる要素は揃っています。しかしシーバスからの反応はありません。そこで目先を変え、やや沖向きにキャストし潮通しの良い場所から流れの変化を狙ってみますが、風が強過ぎて見た目にも潮目が分かりづらく、ラインが風に流されるのもあって巻き抵抗でも流れの変化を感じられません。こういう時にリールの性能差が出るのだろうと思うものの、どうにもならないので潮目狙いを諦め、ストラクチャー付近に的を絞ります。
ストラクチャーが絡むエリアまで小移動し一望すると、日差しがストラクチャーの影を作り出し、明暗部が形成されています。ナイトゲーム同様にデイゲームでもこういった明暗部は絶好のポイント。明暗の境にシーバスが潜んで獲物を狙っているため、それを狙い撃つべく明暗部の境の奥にキャスト。表層をスローに引いてきます。狙う明暗の境を通る際に一瞬だけリーリングを止め、喰わせの間を入れてみますが反応なし。続くキャストでは止めること無くリーリングを続けましたが駄目。キャスト方向や流すラインを変えても反応が無く、時折ボラに当たったかのような感触が手元に伝わるだけ。
そこでキャスト後に一旦ボトムまで沈め、巻き上げる形で誘う事に。先程と同様、明暗部の奥にキャストしカーブフォールで着底まで沈め、スローに巻き上げてきます。
明暗部の境を過ぎても反応が無く、こりゃ駄目だと思っていた矢先、足元から5m程の距離まで来た際コツっと何かに当たった感触が伝わったと思った直後、PB-13が通ったすぐ後ろの水面が乱れ、下から湧き上がるような水流が発生しました。どうやらシーバスが追っかけて来ていたようで、ワタシが諦めて巻きが早くなったそのタイミングで反応したものの、完全に喰うまでに至らずショートバイトになったようです。魚影こそ確認できませんでしたが、ボラに当たったなどでは無いのはこれまでの経験で明らか。今回の釣行で得られた貴重なバイトでしたが、結果につなげることは出来ませんでした。
その後も手を替え品を替え攻め続けますが、ノーバイトのまま終了となりました。
釣行を振り返って
マイクロベイトが多数確認される中、2時間弱頑張ったものの、結果を出すことが出来ませんでした。シーバスは居たはずですが、口を使わせることが出来ず、悔しい思いですが、前回の釣行と比較し、明確に違う点がひとつありました。
それは潮回り。
この日は小潮で釣行時間帯は緩い下げ潮周りで潮効きが非常に悪い状況でした。
過去の釣行を振り返ると、釣れていたのは大潮や中潮で特に上げ潮周りの時が好反応でした。今回の釣行でシーバスの反応が悪かったのは、潮回りが影響している可能性が高いと考えられます。
コアマンの田古里氏も「潮の変化を狙え!」と記していますし、マイクロベイトパターンでは潮回りが特に重要だと気付かされたことが、今回の釣行の成果だったと考えます。次回の釣行では潮周りを意識し、結果を出せるよう頑張ります!