GWにセル石へ行ってみた結果

史上最長の10連休後半の5月4日の釣行記です。折角のGWってことで好調との話を聞いていた南港セル石へ行ってきました。あえて朝マズメを外して出撃したんですが果たして!?

干潮からの上げ潮をギリギリに狙う!

平成から令和に変わるタイミングとなる2019年のGWは最大10連休という史上最長の大型連休となりましたが、ワタシは仕事が3日程飛び飛びであったので大型連休という感じではなかったものの、GW前からカタクチイワシの回遊が聞こえてきていた大阪南港・セル石に行ってみたくなり、嫁さんにお願いして5月4日終日の自由を獲得。釣友と連絡を取り一緒に出撃することを決めました。

当初は朝一番船に乗って昼過ぎまでの下げ潮周りを狙おうと思ってましたが、色々考えた結果、朝イチは人が多く釣りにならない可能性も考え、あえて朝一番船を避け、夢フィッシングさんの11時出発の船に乗ることとしました。これが吉と出るか凶と出るか!?

釣友と合流し夢フィッシングさんへ到着したのは10時過ぎ。 受付を済ませ、 時間を持て余しながらも期待に胸を膨らませつつ雑談しながら出船時間を待ちます。受付時に船長が居なかったので朝の状況が聞けなかった事から、どこで下船するか決めきれないまま時間が来たので乗船。他の釣り人の動向を見て判断することとしました。

さてどうしたものか。

夢フィッシングさんの場合、セル石には宇部波止との角と中央付近、それと先端部で下船可能ですが、他のシーバスアングラーが先に宇部波止で下船されたため我々は逆の先端部で下船することに。下船前に船長に話を聞くと、午後からは中央付近が良いとの話もあったため、帰りは中央部で乗船することとして船を降りました。周りを見ると釣り人は少なめで普段の週末と大差ないか、少ないと感じるほど。前日はカナリ人が多いとのことだったので幸運でした。

GW中なのにこの人の少なさ!

これなら伸び伸びと釣りができると思い、ゆっくり支度を整えていると「こもちっくさんですよね?」と声を掛けられました。うちのブログを見ていらっしゃるようでご挨拶と状況を聞かせて貰いましたが、厳しいですねと言い残してワタシが向かおうとしている方向へショートキャストで足元をチェックしながら進んでいかれました(;^ω^)

気を取り直しワタシも後に続いて足元のキワをコアマンPB-20を使ってチェックしていきます。定番のVJ-16を選ばなかった理由は先に行かれた方がVJ-16を使っていたため。違うルアーを通せば喰ってくるシーバスも居るかも?と思ってのチョイスでしたが、掛かってきたのはコイツでした。

これ何なん?

大阪湾でボトムを取った際によく引っ掛かってくるコレ。正体は何なんでしょうね・・・割と固くてナマコみたいな感じですが違うみたいですし。不思議に思いつつキャストを再開。中央部へ向かっていくと見覚えのある姿を確認。釣友のひろやんさんでした。ワタシに内緒で出撃していたようで驚かされました。少し雑談しながら情報交換し、お互いの健闘を祈り別れたのですが、ふと見るとひろやんさんのロッドが弓なりに曲がっているのを発見。駆けつけたと同時にキャッチされました。流石です。

サクッと釣っちゃいました。

やっぱりセル石に通っているだけのことはあります。ワタシも負けじとルアーをIP-13に変更。同じようにキワ打ちしていきます。すると程なくしてワタシのロッドにもコン!と軽い衝撃と共にロッドティップが水面に引き込まれます。ファーストランを堪え、こちらのターンと思ったのも束の間、手元に嫌な手応えが伝わってきました。フックが外れた感じです。しかし引き続きロッドがしなりグングン引き込まれているので何とか耐えた様子。フックが小さいので無理は禁物とドラグを緩めジックリ体力を奪う作戦に出るも、ラインがどんどん出されるため、横移動しながら対応。徐々に浮いてきた魚体を確認すると、リアフックが背ビレの前辺りに掛かっているのが確認できました。それも1本だけ。これはヤバイと判断。急いでネットを手に取り、慎重にネットを差し入れたところ無事入ってくれました。

無事キャッチ!

いやぁ間一髪でした。強引に寄せていればフックアウトしていたことでしょう。黄金色に輝く魚体はベイトをたっぷり食べている証拠でコンディション抜群。サイズは55センチ。折角なので近くに居たひろやんさんに写真を撮ってもらいました。

ドヤ顔スイマセン

この子はキープして美味しくいただこうと思い、ストリンガーに繋いで釣り再開。しかし潮位が更に下がり干潮に差し掛かるにつれ状況が悪くなってきたのか反応がありません。そこで昼食を取りつつ潮位が上がってくるのを待つことに。

しばらくの休憩を終えると、干潮を過ぎて潮が動き始めました。するとシーバスの活性も上がってきたのか周囲の釣り人のロッドが曲がっているのが確認できました。しかしワタシのロッドは曲がってくれません。ふと見ると中央付近で小さな鳥山が出来ていて水面に突撃している様子も見て取れました。カタクチイワシの群れは中央寄りに居る様子。ワタシも急いで中央寄りへ走って駆けつけ、コアマンIP-26へ変更して沖向きにフルキャスト。カタクチイワシの群れを探しつつキャストを重ねますが、ベイトに当たる感触はあるものの喰ってくるシーバスは居ません。やっぱりシーバスはキワに居るのか!?そう考えてIP-26を岸際にキャスト。するとズン!と来る重量感と共にドラグが音を立てます。これはキタ!そう思いながらロッドを立てますが、重量感だけでラインが走る様子はありません。しかし根掛かりのそれとは違い、相手は動いています。ひょっとしてタコが飛びついて底に張り付いちゃったのか!?と考え、ゆっくりロッドを持ち上げてみますがビクともしません。しかしIP-26をロストしなくない思いから繰り返しロッドを煽ってみます。するとゆっくりではありますが、浮き上がってきました。これはチャンスとポンピングしながら持ち上げると見えてきたのはタコではなく黒いカゴ。それも結構大きく抜き上げることが出来そうにありません。そこで釣友に電話してヘルプ要請。ワタシのランディングネットを使って一緒に引き上げる作戦に。しばらく格闘しましたがカゴの底にネットの枠が引っ掛かって何とか引き上げることに成功!上がってきたカゴを見ると中に何か入ってます。

何か居るぞ!?

中にはタコが入っていました。ちゃんと生きています。しかも2匹。それも良型です。どうやら誰かが仕掛けたカゴのようですが、カゴ自体には回収するためのロープが無く、何らかの理由で底に沈んだままになっていたようです。

何ということでしょう(;^ω^)

タコの姿を確認した瞬間、釣友と爆笑してしまいました。こんなことってあるんですねぇ。タコは元気に動いていたため、ビニール袋の中に入れてクーラーボックスへ。最高の御土産が確保できました。ちなみにカゴは元に戻すわけにもいかず、やむを得ず護岸の端の方へ置いておきました。

気を取り直し、釣りを再開。潮位は徐々に高くなり、足元の護岸のオーバーハングが隠れそうになってきました。このタイミングでルアーをコアマンVJ-22に変更。VJ-16よりも下のレンジを探ってみようという魂胆。これを岸際にキャストし、足元のオーバーハングの下を通してくるとコン!と小さな手応え。そのままスイープにロッドを煽ってフッキングに成功。

ミドキンで2匹目!

レンジを変えたのが効いたのかは分かりませんが、ようやく2匹目をキャッチ出来ました。サイズは40センチ程度ですが、沈黙が続いた後のキャッチなので嬉しかったですね。

このシーバスをリリース後、更に移動して宇部波止の方までやってきました。するとカタクチイワシの群れを発見。周りではボイルも発生しています。これはチャンス!とばかりにVJ-22をフルキャストして探っていきますが、カタクチイワシに当たる感触はあるものの、バイトはありません。ボイルしているのはシーバスではないのでしょうか。しばらく狙い続けるも全く反応なし。やがてボイルも消滅しチャンスタイムは終了。迎えの船が来る時間が近づいてきたため、セル石中央付近まで戻りながら探っていきましたが駄目でした。

もうちょっと釣りたかったな・・・。

釣行を振り返って

この日はあえて11時からの便に乗船し干潮前からのエントリーで挑みましたが、タイミング的には良かったはずなんですが、釣果を伸ばすことが出来ず、2匹キャッチという微妙な結果となりました。この日は全体的に釣れていたものの、釣果が良かったのは宇部波止付近で事前情報を掴みきれずに先端付近で下船したのがそのまま釣果に直結したような形となりました。

また何匹も釣っている人は同じように足元のオーバーハングをVJ-16を使って狙っていましたが、ワタシよりもより奥のラインを通していましたし、リトリーブスピードが違ったりと腕の差が出たようにも思います。

次にセル石に来る際にはひとつひとつのキャストを丁寧に行い、オーバーハングをタイトに狙っていきたいと考えます。これから梅雨明け頃まではカタクチイワシの回遊も期待できますので皆さんも是非行ってみてください。その際には足元のしっかり狙うことをお忘れなく♪

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

2件のコメント

  • おはようございます(*゚∀゚)っ

    あれは海うしですかね?
    たまに気持ち悪いやつひっかりますよね(|| ゜Д゜)

    やはり沖堤のシーバスはキレイですね
    湾奧の黒いシーバスとは違いますね(笑)

    • 謎の生物結構引っかかってきますよね(;^ω^)

      シーバスって釣ってすぐだと割と綺麗な個体が多いですが締めてしまうと黒っぽく変化しちゃいますね。このシーバスも持って帰ったら湾奥シーバスと大差ない感じになってました。これまた謎です( ´-`)

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