春を引きずる初夏の大阪湾奥を攻略した話

7月7日の朝マヅメの釣行記。タイミングが良かったのか短時間で良型シーバスを2匹キャッチすることが出来ました。さてその要因とは?

7月でもマイクロベイトパターン!?

この週末は土日とも休みでしたが、金曜の晩に飲みに出かけていたため、土曜の朝マヅメは出撃できず。そこで日曜に朝マヅメに狙いを定め、昼間にフック交換等を行い準備を整え、スマホのアラームを3時30分にセットし就寝。しかし翌朝目が冷めたのは4時過ぎとやや寝坊。しかも少し頭痛を感じながらの起床でテンションは上がらないものの、そのまま釣りに行かなければ後で絶対公開すると思い気合を入れて準備を整え自宅を出発。

更に間の悪いことに自宅を出てすぐにお腹の具合が悪くなり、急遽コンビニへ避難。身体が出撃を拒むような感じでしたが、このまま引き下がっては精神的にも参ってしまうと思い、幸いにも腹具合も落ち着いたので改めて車を走らせます。

向かった先は大阪湾奥部某河川。いつもの場所。ここを選んだ理由は短時間釣行だったことから通いつめたポイントで効率よく釣りたかったことと、北からの風が吹く予報があり、過去の実績からもいい結果に繋がると考えらからです。

現地到着は午前5時30分。既に日も昇り明るくなり始めた状況。まずは定番のコアマンVJ-16でのテクトロで足元の護岸沿いを探っていきます。しかし水草等の浮遊物がラインに絡み、まともにテクトロ出来ない状況。これでは効率的に探ることが出来ません。そこでショートキャストで探りつつ、歩き進みますが反応はありません。

潮回りは中潮の上げ潮周り。緩く潮位が上がってくるタイミングでしたが、タイドグラフとは裏腹に下げの流れが勝る状況。これまでの降雨の影響でしょうか。更に北からの風も少し吹き始め、北向きのエリアではいい雰囲気を醸し出していました。こんな状況で効くのはコアマンPB-13での表層巻き。春先にはこのパターンで良い思いをさせてもらいました。それを思い返し、時期的には少し的外れに思いつつも流れの効くエリアにキャスト。ゆっくり表層を引いて誘います。すると数投後にグン!と抑え込む重量感と同時にロッドティップを叩くような衝撃が手元に伝わり、ドラグ音が鳴り始めます。ロッドを立てて応戦。更に感じる重量感にフックアップを確信するも、ラインは更に出され続け、近くにあるストラクチャーに巻き込まれる勢い。このままではラインブレイクすると思い、ベイルアームを返して一気にラインを放出。バラしても止む無しと判断し数秒泳がせた後に改めてラインテンションをゆっくり掛けてやると、ストラクチャーから出てくれたため、ドラグを締め込み一気に足元まで寄せます。ただ相手も余力を残した状況。すんなり足元まで寄ってきたのは相手の作戦だったようで、油断したワタシを尻目に足元で一気に急潜航。慌ててロッドの向きを変えて応戦するも時既に遅し。フックアウトしてしまいました・・・。

足元まで寄せたのに・・・残念!

今回は相手のほうが一枚上手だったようで。もう少し慎重にやりとりしていればと反省しつつ、少し場を休ませてから同じ場所にPB-13をキャスト。すると数投後に同じエリアでドン!やっぱり居ました。二の轍を踏まないようロッドワークでこちらへ誘導し、足元で慎重に弱らせるべくドラグを少し緩めて応戦します。何度かの突進を堪え、浮いてきた魚体を確認すると、リアフックだけが口の外側に掛かっているのが確認出来ました。フックの小さいPB-13。少しのことでフックアウトしてしまうため、このまま慎重にいくか悩んだものの、先のバラシが頭をよぎり短期勝負が正解と判断。ランディングネットを準備しつつ浮き上がった瞬間にネットを差し入れ、無事キャッチ成功!

間一髪キャッチ!

幸いにも下顎の柔らかい部分にフックアップしていたため、無事キャッチ出来ました。数分前にバラしたばかりでしたので、本当に嬉しい1匹。ギリギリの攻防でのキャッチは久々に震えました。サイズは60センチ程。久々の良型シーバスゲットです。

60センチくらいかな?

ガッチリ体型の良型シーバスでしたので、ストリンガーでとりあえずキープ。次の1匹を狙う前にリーダーをチェックするとカナリ傷んでいたのでラインシステムを組み直し体制を整えます。改めて同じエリアへキャストし、続く魚がいるかと探りましたが、流石に居なかったようで別のエリアを探っていきます。

今度は夏の縦フォールパターン!?

ルアーは再びコアマンVJ-16をセット。これをショートキャストで護岸沿いにキャストしボトムまでフォールさせてからの巻き上げで探っていきます。何度もキャストを重ねたその時、着底を待たずにドン!と衝撃を感じると共にラインが沖向きに走ります。慌ててロッドを横方向に煽ってアワセを入れて対応。横移動しながらオープンスペースへ誘導。今度はゆっくり弱らせる作戦。フックも両方掛かっており場所も悪くなくフックアウトは無いと判断し、足元でジックリ体力を奪い、観念して浮いてきた相手を無事ネットイン!

やっぱりVJ!

フックは下顎の柔らかい部分に絡みつくように刺さっていました。これならバレません。サイズは先程よりもわずかに大きく60センチちょっと。体格はこちらのほうがガッチリしていますね。ナイスファイターでした。

60センチちょっとのマッチョシーバス。

1匹目のシーバスはPB-13での横の動きに反応しましたが、このシーバスはVJ-16での縦の動きに反応しました。春のパターンと夏のパターンが混在する感じでしょうか。そうは言えど食い気のあるシーバスなら眼の前を通るものは何でも反応しちゃうんでしょうね。

ドヤ顔スイマセン。

このシーバスもフックを外す際に手間取ってしまったこともあり、キープすることと決めストリンガーへ繋いで1匹目と合わせてエラをナイフで切って血抜き処理を行いつつ、更なる1匹を求め、キャストを重ねます。小移動しながら足元を探っていくと、足元にシーバスの魚影を確認。そっとVJ-16を目の前に落とし込むとコン!と食いついてきました。しかしまさか食ってくるとは思っていなかったため、初動が遅れてしまいフックアウト。集中力に欠けてしまいました。ここで2時間経過していたことに気付き、釣果的にも満足出来たので納竿としました。

釣行を振り返って

寝起きから体調が良くなく出撃するか悩んだものの、結果的に60センチ前後のシーバスを2匹キャッチすることに成功。 杞憂に終わりました。 悩んだときは行動に移すことが正解なようです。

釣れた時の状況を振り返ると、PB-13の表層巻きでの反応は春のマイクロベイトパターンと同じですが、VJ-16の縦フォールでも反応があったため、夏の動きも意識しているような感じでしょうか。目視でもマイクロベイトの群れが確認できましたので、シーバスもそれを意識しているのは間違いないと思いますが、季節はどんどん進んできており、その過渡期にあると感じました。

次の釣行では夏のパターンである縦の動きも意識しつつ、色々試しながら釣果に繋げたいと思います。まだ梅雨明けしていない状況なので判断が難しいところですが、頑張ります!

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

2件のコメント

  • こんにちは
    コンビニのトイレは怖くて使用出来ないです
    重度の潔癖症で通院までしてますからね

    これから釣果が落ちていくなかいい釣果ですね
    サイズが大阪とは思えないサイズですし
    そろそろご一緒させて下さい
    よろしくお願いします

    • ワタシは目に見えないものは大丈夫なんでトイレも見た目が綺麗なら問題ありません( ^ω^ )

      これからの時期は難しくなりますが川か水深のあるエリアが良いのでタイミングよく狙えば釣れるかと。都合つくならご一緒しましょう♪

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