台風直前の大阪湾奥に出撃した結果
8月14日の釣行記です。超大型と報じられた台風10号が迫る前の大阪湾奥エリアに出撃してきました。朝マヅメと昼過ぎの2回の出撃でエリアを変えてみた結果、何とか良型シーバスをキャッチできました。
港湾エリアでベイト発見!しかし!?
8月に入ってからの週末は旅行や帰省などのイベントがあって釣りから遠ざかっており、この14日の釣行が8月初の釣行となりました。約半月ぶり。お盆とはいえ我慢ならず出撃しちゃいました。当日は仕事だったことから、いつもより早起きして車にタックルを積み込みポイントへ。向かった先は港湾エリア某所。台風の影響により東からの風が強く吹く予報でしたが、ポイントに付くとやや北寄りの風が吹いていて、向かい風となる状況。潮の流れと相まって良い感じの潮目も形成されています。これは期待できそうです。
向かい風を受ける状況では足元の岸壁沿いにシーバスが付いていると予想し、コアマンCZ-30の岸壁ジギングで探ってみます。しかし反応は得られなかったため、スピニングタックルにコアマンVJ-28をセットして縦フォールからのボトム攻めを試みます。しかしこれにも反応なし。うーん足元には居ないのか?
ふと視線を上げ、流れのヨレを観察していると、時折水面が騒がしくなっているのが確認できました。ベイトが居るようです。その周辺には水鳥も飛んでおり、それを裏付けていました。更に観察していると、小さめのボイルも起こり始めました。時合突入か!?気合を入れてVJ-28をフルキャスト。早巻きで探ってみますが、ベイトに当たる感触は感じられるものの、喰ってきません。何度かキャストを重ねていると、チェイスが確認出来ましたが、見えた魚影はシーバスではなくサバかツバスのような感じ。ボイルしているのはシーバスではなかったようです。そのボイルも数分で終了。チャンスタイムはあっという間に終わってしまい、その後はベイトの感触すら感じられなくなりました。
時間を見ると7時を過ぎており、出勤まで残り時間は30分程しか残っていません。そこでシーバスは諦め、オクトパッシングに変更。タコエギで探ってみましたが、そう簡単に釣れるものでもなく。結局何も釣れないまま終了となりました。
河川中流域は様々な魚が高活性!?
釣れなかったモヤモヤを抱えたまま仕事を片付け、何とか昼までに終わらせることが出来たことから昼食後に再度出撃することに。ちょうど上げ潮に切り替わるタイミングだったため、これ幸いと昼食を急ぎ、現地に向かいます。今度は朝とはエリアを変え、いつもの某河川中流域へ。港湾エリアは更に風が強まっていると判断し、その影響を受けない場所が良いと考えての判断です。
しかし到着して水面を見渡してみると、水の色が青みがかかっており、更に白っぽい濁りも入っています。これは駄目なんじゃ・・・と思いながら、更に観察してみると水面付近に大量のボラが泳いでいます。更に駄目な雰囲気を感じましたが、とりあえずルアーをキャストしなきゃ判断できないと考え、コアマンVJ-16をセットし護岸沿いをテクトロで探ってみます。しかしボラに当たる感触だけ。ショートキャストでの巻き上げアクションでも誘いますが、これにもボラが当たるだけ。こりゃ駄目かも。
そこで少し移動してシャローエリアへ。すると向かい風を受ける形になっており、それが川の流れにリンクして普段より強い流れが出ています。水面には相変わらず大量のボラが泳いでいますが、その中にキビレやチヌも混じって泳いでいます。どうやら上流から流れてくるベイトを求めて様々な魚が集まってきているようです。目視ではシーバスを確認できませんが、この状況ならシーバスも居るに違いない。
そこで過去の実績からシャローに隣接するブレイクラインにシーバスが付いていると判断。ルアーチェンジしながら丹念に探り続けます。VJ-16、PB-20、IP-13、RJ-7とコアマンルアーで探り続けましたが反応なし。改めてVJ-16をセットし、アルカリシャッドをハゼドンコに変更。キャストコースもこれまでより攻めてボトム付近からの巻き上げを試みたところドン!と明確なバイトが出ました。咄嗟にロッドを煽って応戦。ストラクチャーに巻かれないよう一気に足元まで引き寄せますが、相手も負けじと下に下にと潜ろうと抵抗を続けます。右往左往する相手をロッドワークでいなし、体力を奪う作戦に出ますが、なかなか水面に顔を出してくれません。しかし小規模なポイントなので長々とファイトを続けるのも場を荒らすだけ。フックの掛かり具合を確認し、前後両方のフックがガッツリ掛かっているのを確認。これなら少々の無理をしても大丈夫だろうと一気に浮かせてネットイン。
VJ-16を横から喰ったのか、口の横の良いところに前後のフックがガッツリ掛かってます。これならバレませんね。ただそのフックがネットにも絡んでしまい、外すのに一苦労しました。急いでフックを外し、サッと計測。60センチには届かなかったものの、57センチとまずまずなサイズ。
身体の厚みがある個体でサイズの割に強い引きごたえだったのにも頷けます。ルアーローテーションとカラーチェンジで引きずり出した価値ある1本ですね。
撮影後、リリースしようかと思ってネットに寝かし入れましたが、フックを外す際に時間を掛けすぎてしまったようで弱りきってしまいました。そのためリリースせずストリンガーに掛けて泳がしておくことに。しばらくして回復しているようであればリリース。駄目ならキープしようという魂胆です。
その後同じエリアを同じようにルアーローテーションで探っていきますが、釣り荒れてしまったのか反応が得られず。上げ潮が効きだしたのか川の流れも弱く感じるようになったため、時合もここまでと判断。15時に納竿としました。
釣行を振り返って
朝マヅメの港湾エリアでは向かい風と潮の流れがリンクして出来たヨレにベイトが集まり、ボイルも確認できたものの、その正体はツバスかサバだったようで釣果に繋げることは出来ませんでした。
変わって午後からの河川中流域では水の色や雰囲気はイマイチだったものの、強い流れが魚を呼ぶ形になっていたようでシャローエリアに差してきたシーバスをキャッチすることが出来ました。強風が吹いて流れが強まれば真夏の昼間でもシーバスの活性が上がるようです。台風のおかげですね。
これから秋に向けて台風が襲来することも多くなってきますが、状況判断を行いつつ出撃してみるのもいいかもしれませんね。もちろん安全第一でライフジャケットは必ず着用しましょう!
ちなみに今回キャッチしたシーバスは完全に弱ってしまったため、キープして美味しくいただきました。改めて命に感謝です。