タチウオのさばき方を簡単に説明してみる
この週末は雨で釣りに行くのを断念し、PC作業に勤しんでおりました。
そんな訳で今回のネタは過去に投稿したタチウオの捌き方についてのポストを見直し、再投稿してみました。
今年は大阪湾でもタチウオが割りと釣れているようで、シーバスを狙っていても釣れてしまいます。
これを見れば「食べ方が分からないから」とリリースすることも無く、美味しく頂けますので、覚えておいて損は無いかと思います(o^^o)
まずは簡単な下処理方法
さて釣れたてのタチウオは体表が銀色の粘膜で覆われています。
これは台所用のナイロンたわしでサッとこすって流します。
こすりすぎるとタチウオらしい銀色が取れてしまうため、ヌルヌルしない程度にこすって洗い流せばOKです。
その後、まな板に乗せてさばいていくワケですが、細長いタチウオはまな板からはみ出してしまいます。
そこでまずは頭を落とし、次に肛門より尻尾側で更に切ってしまいます。
これでタチウオの上半身と下半身に切り分けられました。
上半身は腹を切り裂き、内臓を取り除きます。腹側は全て切り込んで内臓を出し、黒い膜も綺麗に洗い流します。この時、背骨沿いの血合いの部分は親指の爪でゴリゴリとすると綺麗に取れます。血合いは臭みの原因にもなるため、出来るだけ綺麗に取り除きましょう。
これでタチウオの下処理は完了です。
上半身、下半身共に塩焼きやムニエル、煮付けに調理出来ます。調理方法はクックパッドなどのレシピサイトをご参考ください。
意外と簡単!タチウオの三枚おろし
問題は三枚おろし。
タチウオは薄く細長いので、難しく思われがちですが、コツを掴めば意外と簡単です。
タチウオを観察すると腹側に線が入っています。
これがタチウオの腹側の骨の目印になり、これを目安に包丁を入れていきます。
背ビレ側はその背びれに沿って包丁を入れますが、背ビレよりやや内側を狙い、まずは包丁の刃を立てながら1回包丁を入れ、骨に刃先が当たるのを感じながら、次は包丁を寝かして同じように包丁を入れます。
この時も背骨に当たるのを感じながら包丁を動かすと綺麗に捌けます。
更に背骨に沿って刃を入れ、反対の腹側からも同様に刃を入れていき三枚おろしにします。
中骨はこんな感じになります。(上半身の中骨です)
これに塩をして水を抜きジックリ素揚げにすると骨せんべいになります。美味いですよ(*´∀`*)
上半身については腹側は内臓を取る際にカット済みですが、細かい脇骨が残っているので、刺身にする場合はコレを削ぎ落としますが、小さなタチウオだとそのまま食べられます。大きなタチウオだと若干気になるかもしれませんが、私はよく噛んで食べてます(^_^;)
もう一度簡単におさらいすると
1.ナイロンたわしで洗う
2.頭を落とし上半身と下半身に切り分ける
3.上半身から内臓を取り出し綺麗に洗う
4.背ビレ側から包丁を入れ背骨まで切り開く
5.腹側からも同様に切り開く
タチウオは骨がガッツリあって骨に沿って刃を滑らせれば案外簡単です。
「習うより慣れろ」で試してみてください(о´∀`о)