【釣行記】ベイトは何処?一瞬の判断ミスに泣いた話

先日11月15日は大阪湾奥某所で大量のベイトを追うシーバスをあの手この手で13匹釣り上げることが出来ました。その2日後の11月17日に、まだベイトが残っていればチャンスはあるかも?と同じ大阪湾奥某所へ向かいました。今回はその釣行記。タイトル通り判断ミスに泣かされることとなりました・・・。

大量に居たベイトは何処へ?!

現地到着は21時40分。
先行者が1名居られたので、挨拶した後に少し離れた場所で釣り開始。
まずはコアマンVJ-16で探っていきます。
水面は2日前と比べるとベイトが目視出来ず静かに流れています。
よく見ると若干泡立っていて匂いもドブ臭い。水質は良くない様子。この日は大潮で下げ周り。24時30分頃が干潮で上流から流れてくる水が影響しているのかもしれません。VJ-16をカーブフォールさせてもベイトに当たる感触も無く、シーバスからの反応もありません。この下げ潮でベイトも一緒に下がってしまったようです。

そんな中でも少しはベイトも残っているのか、先行者の方は数匹釣られていました。どうやらベイトの付き場が違うようです。そこで私も場所を小移動。ベイトを探るようにキャスト。水面からレンジを下げていくとボトム付近に差し掛かった辺りでコン!とショートバイトがあったものの、フックアップには至らず。

バイトは有る。シーバスも居るはず。

ズレたアルカリシャッドを直し、再び同じ場所にキャスト。ボトムをスローに探るとプルッとした手応え。

カタクチイワシ発見。

小さめのカタクチイワシが掛かっていました。
ベイトがピンポイントで貯まっているようですが、ロッドに伝わる感触からは大群で居るのではなく、小さな群れが居るだけの様子。そのピンポイントに通すべく、キャストを繰り返しますが反応無し。

気付けば干潮手前。水位もカナリ下がってきており、このまま無駄に体力を消費するよりも潮が上がってくるまで休憩したほうが良いと判断し、一旦車に戻って仮眠をとることに。

待望のバイト!しかし・・・

釣り再開は午前1時30分。
ポイントに入ると別の方がいらっしゃったので挨拶しながら情報収集。すると到着後間もないが1匹釣ったとのこと。起きるのが少し遅かったようで。悔いても仕方ないので、下手側にエントリー。

水位は少し回復し、水質も少し良くなってきているようで泡立っていた水面もマシになっています。この上げ潮でベイトが戻ってきてくれればチャンスはあると信じ、キャストを繰り返します。しかし生命反応は得られません。
ルアーもシリコンバイブ58Sやベイスカッド128Fなど前回釣行時に実績のあるルアーを中心にローテーションしていきますが、反応がありません。

そこでコアマンVJ-22に変更。バイトがあったボトムをトレースするべくフルキャスト後にボトムまで沈め、スローに巻いてきます。すると時折ベイトに当たる感触が伝わってきます。そのエリアを数回通すも喰ってきません。そこでやや下流側にキャストし、巻き始めると突如ロッドティップが入り押さえ込まれるような感触が伝わってきたので目一杯ロッドを煽ってフッキングします。すると一気に横に走り出し、ドラグ音が鳴り響きました。これはデカイ。今までの沈黙を破り派手に水面を跳ね回ります。見えた魚体はカナリの大きさ。ここは絶対獲りたいと慎重にやり取りします。

何度かのエラ洗いと突っ込みを乗り越え、ようやく足元まで寄せることが出来ました。ただ足元でも抵抗を止めてくれず、右へ左へ逃げ惑います。その際、手元にクンと嫌な感触が伝わってきました。フックが外れた感触です。ただ前後どちらかのフックが外れただけでギリギリの所でバラさずに済みました。

このままではヤバイと早めにランディングに持ち込むべきと判断。背中にぶら下げてるネットを取外し、伸ばして準備。ランディング体制を取るべく膝を付きます。
流石に弱ってきたのかシーバスも逃げる勢いが無くなり、白い腹を見せだしました。しかしネットに入れるべく寄せようとするも、流れが強く、下流側に流れたシーバスがロッドを立てても寄ってきません。ここで普通なら立ち上がってシーバスのそばまで歩み寄れば良いのですが、私は更にロッドを立てて無理に寄せようと判断。ロッドを立てて強引にネットインに持ち込もうとしたところ、シーバスがグルンと横方向に回った際にフックアウト・・・最後の最後にやってしまいました(´;ω;`)
腹を見せて流されていくシーバスの顔は大きく、明らかに70センチを超える大きさ。思わず声が漏れます。この日唯一のチャンスをモノに出来なかったのは悔やんでも悔やみきれません。
あの時立ち上がっていれば・・・と思っても時既に遅し。

その後しばらく頑張ったものの、バイトも得られず。
苦い思いと共に帰路につきました。

釣行を振り返って

2日前までベイトが湧きシーバスが釣れまくっていたのが嘘のように沈黙していましたが、僅かに残ったベイトを頼りにゲームを組み立て、喰わすまでには持ち込めたものの、一瞬の判断ミスでキャッチできなかったのは私の経験不足という他にないでしょう。
これを教訓に、無闇に膝を付いてランディングに持ち込まず、臨機応変に対応できるようにしたいと思います。

コアマンVJ-22。非常に良く釣れるルアーですが、フックが少し小さいんですよね。
口の中にスッポリ入ればまずバラすことは無いのでしょうが、口の外に掛かってしまうとフックサイズが小さく懐も狭いので頭の向きが変わる瞬間にバレやすいように思います。これもロッドワークを上手くすれば対処できるかもしれませんが、難しいところです。

逃がした魚は大きい。よく言われますが、今回のシーバスは本当に大きかった・・・。

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

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