大阪南港のシーバスで4品作って食べた話
先日4月20日深夜の大阪南港エリアでの釣行で釣り上げた50センチ程のシーバスを食べたお話。大阪南港なんかで釣ったシーバスなんか食べて美味しいの?と思われるでしょうが、これが美味かった♪
今回はそのレシピも簡単にご紹介しつつシーバスの美味しさについて書いていきたいと思います。
驚きの生命力!1時間半経過しても生きてる!?
持ち帰ったシーバスは午前2時半に釣り上げ、活け締めすることなくそのままクーラーボックスに入れて午前4時に帰宅したんですが、クーラーボックスから冷蔵庫に移そうとクーラーボックスを開けてビックリ。まだ生きてました。
2時半に釣って締めずにクーラーに入れてたら1時間半経った今まだ生きてて驚いた。シーバスの生命力って案外高いのね。 pic.twitter.com/zDdqBtd4lu
— こもちっく (@komochick) 2018年4月20日
水も入れてなかったのに1時間半も生きていたとは驚きの生命力。これほどシーバスがタフだったとは思いもしませんでした。まだピクピク動くエラに少し罪悪感を感じつつ、ビニール袋に入れて冷蔵庫へ。仮眠して体力回復してから捌くこととしました。
何を食べてた?気になる胃の中身は??
先の釣行記でも書きましたが、当日釣れたもう1匹のシーバスは口の中にバチらしきものが確認されました。釣れたのもボトム付近だったため、底バチでも食べていたのかと考えましたが、水面には無数のマイクロベイトが泳いでおり、またここ数日でカタクチイワシの接岸報告もあったため、実際に何を食べていたのかが気になるところ。早速解体を始めていきます。
いつも通り頭を先に落とし、腹を割いて内蔵を取り出します。その中から胃袋を探します。やや大きく膨らんだ胃袋を発見し、切込みを入れて中身を確認。するとすぐに正解が分かってしまいました。
この形と大きさ。カタクチイワシですね。しかも6匹も入っていました。
大阪南港エリアのオカッパリで釣れたシーバスのお腹の中からカタクチイワシが確認されたのは大きな収穫です。このシーバスが沖合から入ってきた個体なのか、それともカタクチイワシが沖合から入ってきたのか、そのどちらかだと思われますがカタクチイワシが接岸してきているという情報は本当のようです。カタクチイワシを喰っていたのであればコアマンVJ-16で釣れたのも納得ですね。
シーバス食べ尽くし!4品完成!
ベイトの正体が確認できたので解体作業を進めます。
今回はアラも食べるため、パッドに入れて保管。身は三枚におろします。
中骨に付いた身を削ぎ、醤油をつけて味見してみたところ全く臭みを感じません。これは刺身で十分イケると判断。皮を剥ぎ、半身は刺身で、もう半身は嫁さんに調理を託します。サクッと刺身が完成。
腹身の脂のノリが良く見るからに美味しそうです♪
とりあえずラップをして冷蔵庫に入れておき、アラを調理していきます。
アラは潮汁に。アラに塩を降って10分程してから熱湯を掛けて臭みを取り除きます。その後、鍋に水を入れ、グラグラと沸騰させないように気をつけながらアラから旨味を煮出していきます。丁寧にアクを取りつつ10分程煮出し、塩で味を整えれば完成。食べる際にレモンを少し加えれば臭みも気にならずサッパリいただけます。
皮はサッと湯通して細切れにし湯引きでいただきます。
刻みネギとポン酢と七味を掛ければ酒のアテにピッタリです。
最後に嫁さんに託した半身は塩昆布カルパッチョになりました。
刺身のように切った切り身を塩昆布とオリーブオイルとレモン汁で和えただけの簡単レシピ。
これが本当に美味い!今まで食べたシーバス料理の中でも抜群の旨さ。
塩昆布の塩分がシーバスの切り身を引き締め、昆布の旨味が合わさり最高の味わいに変化しています。またオリーブオイルの風味とレモンの酸味が食欲をそそり、幾らでも食べられそうです(*´∀`*)
こんな感じで刺身、潮汁、皮の湯引き、塩昆布カルパッチョと4品が完成。
家族4人でペロリと食べちゃいました♪刺身の脂のノリはカタクチイワシを食べているシーバスならでは。これからの時期どんどんシーバスも美味しくなっていくことでしょう。
皆さんも是非釣ったシーバスを食べてみてください♪
塩昆布カルパッチョ、本当にオススメです!