イナッコパターンを再検証した結果
10月11日の釣行記です。関東・東北地方に多大なる被害を及ぼした台風19号の襲来前に先日のイナッコパターンを再検証してみたくて出撃してきました。先行者が居たため、どうなることかと思いましたが何とか結果を出すことが出来ました。
再検証するなら台風が来る前に!
先日投稿した10月9日の釣行ではイナッコパターンだったのか、大阪湾奥エリアながら大きめなルアーに好反応でシードライブで良型シーバスを3匹キャッチすることが出来ました。これがパターンとして成立していることを確認するために、出来るだけ早い段階で再検証を行うべく出撃しようと思ってました。しかし週末は史上最大規模の台風19号が迫ってくることが分かっていたため、予定を早めて11日の晩御飯を食べた後すぐに支度を整え出撃することに。夜半には雨が降ることは天気予報が知らせていたため、移動時間を除くと実釣時間は2時間程度となりそうですが、それでも行く価値はあると考え、家族には呆れられながらも家を出発しました。
しかし現地に到着すると本命ポイントには先行者の姿が。これは想定外。やっぱり台風前に釣りに行きたいというのは釣り人あるあるなのでしょう。こればかりは仕方ありません。そこで先行者が帰られるまで別のエリアでしばらく頑張ることに。
まず最初にセットしたルアーは、この日に発売されたコアマンRJ-10。既にコアマンのテスターさんたちが各地で釣りまくっているルアーで、先に発売されているRJ-7より3グラム重く、痒いところに手が届くような感じの印象。キャスト時の飛距離もアップし、RJ-7と同じレンジをより速くリトリーブ出来たり、RJ-7よりも深いレンジをゆっくり探ることも出来そうです。これは良い感じ。しかし、この日は中潮の下げ潮周りで結構強い下げ潮が効いていました。場所的にもRJ-10で探るにはちょっと厳しい感じ。サッと護岸沿いや流れのヨレを狙ってみるも無反応だったので、VJ-16へ変更。
VJ-16では普段どおりに足元の護岸沿いをチェックしていきます。ショートキャストからの巻き上げや、テクトロで水平方向に探ってみます。するとテクトロでココン!とバイトが出ましたが、フックアップには至らず。バイトの感触からシーバスではなくチヌかもしれません。何度か同じエリアを狙い直しましたが、再びバイトが出ることは有りませんでした。
ふと時計を見ると1時間が経過しており、ひょっとすると先行者も移動しているかもしれないと思い、本命ポイントへ向かってみました。これで先行者がまだ居れば別の場所へ大きく移動しようと思っていましたが、幸いにも先行者は移動されており、本命ポイントへエントリー出来ました。とはいえ先行者が攻めた後。どの程度攻められていたのかは分かりませんが、それなりにプレッシャーは掛かっていると思うと状況的には厳しいと言わざるを得ません。
やっぱり居た!
それでも先日のイナッコパターンを再検証するべく、強気のルアーチョイスでいくことに。時間的に下げ潮が進み、干潮に向かっている状況。シャローエリアの水深も先日より浅くなっていることから、シードライブのようなシンキングタイプでは根掛りのリスクもあると判断。今回は大きめのルアーを数種類チョイスして来ていたため、その中からフローティングタイプで、なおかつリップが長くレンジを入れられるMDアサシン120Fをチョイス。以前にタックルベリーで買った中古ルアーで現在は廃盤となっているルアー。これをセットし、ヒットゾーンの上流側へキャスト。ラインスラッグを取りながらドリフトさせ、ヒットゾーンに差し掛かる直前からゆっくりとリトリーブを開始。数回リールハンドルを回すとドン!と衝撃が手元に伝わりました。狙い通りの展開に一気にテンションアップ。ロッドを寝かせながらフッキングし、ヒットゾーンから引き離すように下流側へ誘導させながら寄せていきます。前回の釣行ではエラ洗いでバラシたことを思い返し、無理矢理寄せずにジックリ弱らせ無事ネットイン。
先日同様、大きめのルアーをドリフトさせてヒットゾーンに送り込んでのバイト。イナッコパターンを再現出来たと言えそうです。先行者がどのように攻めていたかは不明ですが、プレッシャーが掛かっていたはずなのに一撃で喰ってきました。明らかにイナッコを意識していると言えそうです。
サイズは57センチとまずまずなサイズ。サイズ以上の力強いファイトで楽しませてくれました。
ここまで狙い通りにキャッチ出来たことは、これまでのシーバス釣行の中でも無かったかもしれません。本当に嬉しい価値ある一匹でした。
この価値ある一匹は3連休で美味しくいただき、ワタシの身体の一部になってもらおうとキープすることとし、ストリンガーで泳がせておくことに。そんなこんなでキャッチから5分程経った後、再び同じエリアを狙っていきます。先程と同じく、MDアサシン120Fをドリフトさせヒットゾーンに送り込みます。すると程なくゴン!と喰らいついてきました。連発です。しかし相手の方が一枚上手だったようで、バイト直後は急潜航でグングン潜ろうと抵抗していたのも束の間、今度は急浮上してエラ洗い・・・はいバラしてしまいました(´・ω・`)
うそやん!同じラインでまた掛けたのに足元寄せるタイミングでエラ洗いされてフックアウト?
— こもちっく (@komochick) October 11, 2019
でも狙いはあってるはず!#こもちっく実況
前回の釣行での失敗が生かされませんでした。どうやればエラ洗いさせずに寄せられるのか教えてほしいものです。しかし狙いは間違っていないと判断。同じエリアを引き続きMDアサシン120Fで狙っていきます。しかし力みすぎたのかミスキャストでストラクチャーにぶつけてしまいリップが折れてしまいました。
廃盤ルアーのMDアサシン120F。今日のヒットルアーですが残念です。ここで雨が降り始め、風も強まってきたことから納竿としました。
釣行を振り返って
先日イナッコパターンで連発した大阪湾奥某エリア。同じ条件であれば再現性があるのか検証するべく、台風で状況が変わる前に出撃した結果、狙い通りにシーバスをキャッチすることが出来ました。時期や条件が整えば、大阪湾奥エリアでも大きめのルアーがヒットルアーとなり得るというのが確信できました。
初秋のイナッコのサイズが大きくなるこの時期。下げ潮が効く場面ではイナッコパターンが成立する可能性があると言えそうです。シーバスもこの時期は積極的にベイトを捕食するため、普段よりも強めのタックル、大きめのルアーで攻めるのが良いかもしれませんね。
大阪湾奥、今がアツイです!