カラーローテーションで連発した話
10月19日の釣行記です。前回の釣行を踏まえてイナッコパターンだと考えつつ出撃した結果、そこに居たベイトはイナッコではなくシーバスの大好物なアレでした。カラーローテーションを駆使し、良型を含め複数キャッチに成功。さてその釣果とは?!
イナッコ求めて上流部へ
10月に入りシーバスも荒食いの気配を見せており、大阪湾奥エリアではイナッコを捕食するシーバスが増えてきているようで大きめのルアーを使って釣果を得ることが続いていました。そのため、この日もイナッコパターンを想定し、向かった先は都市型河川の上流エリア。過去の下見の際に大量のイナッコを確認していたエリアで、今の時期ならドンピシャでは?と思って久しぶりに向かってみました。
しかしワタシより先にロッドを振る人の姿を確認。先を越されてしまいましたが、まだスペースには余裕があるため、お声掛けさせてもらい上流側にエントリーさせてもらうことに。
イナッコパターンとしてここ数回の釣行で好調なシードライブをセットし、イナッコが溜まりそうな岸際や流れのヨレをチェックしていきます。小移動しながら打ち進むも反応なく、イナッコの姿も確認出来ません。どうやら狙いは外れている様子。そこで流心へキャストしてドリフトさせながら流れのヨレに送り込む作戦に変更。フルキャストして飛距離を稼ごうとしたところ、うっかりベイルアームを起こさないままフルスイングしてしまい、バヂンという派手な音と共にシードライブは大きな波紋を立て、川底に沈んでいきました。あぁ、お気に入りだったビッグバイトチャートが…( ;´Д`)
気を取り直してラインシステムを組み直し、再開準備を整えます。ふと辺りを見ると、アングラーの数が増えており、釣座確保が危ぶまれる状況に。これはマズイと一番狙いたかった川幅が部分的に広く、流れが緩む場所へ移動します。水面を見るとイナッコが泳いでいるような波紋も確認出来、雰囲気は十分。ただその場所の真ん前に先行者が陣取っており、その方がイナッコ目掛けてバイブレーションを投げまくっています。様子を伺いつつ、下流側からキャストを試みますが、イナッコの居るエリアにはキャスト出来ないため、当然ながら反応は得られません。このまま粘っても駄目だと考え、この場所に見切りをつけ先日と同じ場所へ向かうことに。
イナッコではなくカタクチ!?
移動先に到着したのは日付が変わった頃。下げ潮が強まるタイミングで前回と同じような状況。期待できそうです。水面を観察していると、何らかのベイトが大量に居ることが判明。イナッコかな?と思いながらスネコン130sをキャストしてみますが、反応なし。一通りキャスト後、ライトを照らしてベイトを確認したところ、イナッコではない細い魚影で素早く逃げ惑ってます。ん?小さめのサヨリか?と思いましたが、常夜灯の下に移動し、改めて確認したところベイトはカタクチイワシであることが判明。絶好のタイミングでエントリー出来ました。
ベイトがカタクチイワシと分かれば使うルアーは決まってきます。定番どころではコアマン VJ-16ですが、あえて先日発売されたばかりのコアマン RJ-10をチョイス。先発のRJ-7より3グラム重くなった違いを確認してみたく、シャローエリアにキャスト。すると1投目からコン!
30センチを少し超える程度の可愛いサイズでしたが、フックが口の脇にしっかり掛かっており、バラすことなくキャッチできました。まさかの1投目から釣れるとはちょっと驚きです。このシーバスをリリースし、一息入れた後に改めて同じエリアへキャスト。すると数投後にココン♪
連発です。40センチ弱と少しだけサイズアップしましたが、狙っているのはこのサイズでは無く、少し狙いがズレているのを感じました。その後しばらくキャストを重ねますが反応が無かったため、レンジを入れるべくコアマンVJ-16へ変更。すると即座にバイトが有りましたが、喰いが浅かったのかフックアップには至らず。そこでアルカリシャッドを変えカラーチェンジし、同じエリアを狙い直すとコン!
カラーチェンジで即座に喰ってくる素直な展開。まさに狙い通り。こういうのって最高に気持ちいいんですよね。サイズは45センチと徐々にではありますがサイズアップ。この調子で良型が釣れれば良いのですが、そう簡単にはいきません。カタクチイワシが湧いているので、シーバスからの反応はあるものの、バイトが浅くフックアップに至りません。そこで再びアルカリシャッドを変更してカラーチェンジすると、またしても1投目にゴン!とこれまでにない重量感のあるバイトが出ました。フックアップに成功し、徐々にコチラ側へ寄せてきますが、足元まで寄ってくるといきなりの急潜航。ガンガン潜って止まりません。ドラグが鳴り響き、このままでは巻かれてしまうと思うもドラグを締めればラインブレイクも有り得るため、そのままロッドを立てて我慢します。しかし急にプンとラインテンションが抜けてしまい、VJ-16だけが何事もなかったかのように帰還してきました。どうやら口切れしてしまったようです。あの強烈な突っ込み、かなりの良型だと推測されます。悔しい限りですが、気を取り直して次の魚を狙い直します。
アルカリシャッドのカラーローテーションと立ち位置の変更で、バイトは数分に一度出るのですが、喰いが浅くフックアップしなかったり、フックアップさせても寄せる段階でエラ洗いさせてしまいバラしたり。フックを研ぎ直して狙い直しますが、次のシーバスをキャッチするまでに小一時間掛かってしまいました。
数回良型をバラした後にこのサイズをキャッチとなると、少し残念な気もしますが、まだ干潮まで時間は残っているのでチャンスは有ると狙い続けます。これまでのアルカリシャッドのカラーローテーションで使ってなかったカラーを思い出してセット。これで駄目なら時間的にも厳しいと判断。集中してキャストを重ねます。カタクチの溜るであろう明暗部を狙っていきますが、反応が出ず、狙いを足元の護岸沿いへ変更。ショートキャストからボトム付近まで沈め、テクトロで水平移動させるとゴン!キタ♪
困った時のパニックグリーン。カタクチイワシが多く溜る状況下で効くと言われていますが、それがこの喰い方で本当であることが証明されたと言えるでしょう。フックも両方のフックが口の両脇に掛かっている状況。これならバレる心配もありません。
サイズは60センチと待望のスズキサイズ。身体の厚みもあるナイスサイズでした。
この良型シーバスは週末に美味しくいただこうと決め、ストリンガーでキープ。一息入れた後に改めて狙い直すも喰ってきたのはセイゴサイズ。もう良型シーバスは居ないのでは?と判断。その後しばらく狙うも後が続かなかったので午前3時に納竿としました。
釣行を振り返って
今回の釣行でもイナッコパターンになると想像し、イナッコが溜るエリアへ出向くも不発。そこで前回と同じエリアに出向くとそこに居たベイトはイナッコではなくカタクチイワシとラッキーな展開でした。カタクチイワシが湧いていればシーバスも食い気が立って釣りやすい状況になりますからね。ただヒットゾーンが狭く、カラーローテーションや立ち位置を変えることで複数キャッチに繋げられたと考えております。
カラーローテーションについては、ワタシなりの持論があるので機会があれば記事にしたいと思いますが、アルカリシャッドを差し替えることで簡単にカラーチェンジ出来るVJ-16は本当に最高です♪