ベイトが抜けた後にどう探るか?
10月30日と11月3日の釣行記です。連日釣れ続けていた大阪湾奥某エリアですが、その釣果はピークを迎えたようです。しかし基本に忠実に狙い続けることで釣果に繋げることが出来た釣行だったと思います。
まさに秋爆!大阪湾奥エリアで70UP連発!
10月中旬からカタクチイワシが舞い込んできた大阪湾奥某所。毎夜釣れ続ける状況だったため、平日の10月30日にも出撃。「釣れる時に釣っとけ!」です。
仕事を定時で終え、速攻で現地入り。平日だったこともあり、先行者も無し。水面をチェックするとカタクチイワシの泳ぐ姿が確認出来ました。期待は十分!とまずは護岸沿いをテクトロでチェックするべくコアマンVJ-16をセット。基本に忠実に足元を探っていくと早々にバイトが出ます。しかしフックアップせず、その後すぐに二度目のバイトを得るも、これまた乗らず。これまでの釣行で釣りすぎたのかフックが鈍っているようです。ここで場を休ませつつ 逸る気持ちを抑えフック交換。その直後に出たバイトは無事フックアップ。やっぱりフックは新品に限りますね。
サイズは59センチと60の壁を超えられず。それでもパワフルな引きに大満足でした。その後、40センチ弱、55センチと2匹を追加したところで潮が動かなくなり、満潮を迎えようとしていたため一旦休憩を挟むことに。近くのコンビニで軽食を買って5分で済ませて再エントリー。しかしまだ満潮直前で潮の動きはダルい感じなので、一旦別のエリアを狙ってみることに。するとこれが正解だったのか53センチをゲット。
しばらくして満潮を過ぎたため、本命エリアへ再エントリーすると下げ潮効果か良型が連発!73センチを筆頭に70センチ、 67センチ、55センチ をキャッチ。その間数回のバラシもありましたが、5時間弱で8キャッチという釣果でした。
どのシーバスも体高があり、厚みもある筋肉質な個体で秋を感じさせる魚体でした。そりゃ引きも強いはずです。満潮を過ぎる前まではカタクチパターンだったのか、コアマンVJ-16に好反応でしたが、下げ潮が聞き始めてからは状況が一変。マイワシの姿が確認されたことから、ルアーもセットアッパー125SDRやベイスカッドに変更したことで良型をキャッチすることに成功。やっぱりデカイ奴は喰うベイトも大きめが好きなようです。
ベイトが居ない!シーバスも居ない!?
続いて11月3日の釣行について。この日は朝マズメと日暮れ以降の2回の出撃でしたが、朝マズメから苦戦を強いられました。3連休の中日ということもあって、アングラーも多いようで朝マズメは好調だったエリアにエントリー出来ず。程近い場所でベイトを頼りに頑張るも駄目。ベイトに当たる感触も感じられません。目視でもベイトは確認できず、抜けてしまった可能性が高そうです。仕方ないので早々に移動を決意し、車を走らせるも2箇所目の場所にも先行者の影が。諦めて3箇所目へ移動する羽目に。
最近来ていなかった場所へのエントリーでしたが、ベイトが移動してくるならここかな?と目星をつけていた場所だったため、自分の勘を信じてエントリーすると・・・いました。カタクチイワシが大量に居ます。常夜灯の下に群れをなして悠々と泳いでいます。本当にのんびりと泳いでいて、何者にも追い立てられていません。ルアーをキャストしても、カタクチに当たる感触が伝わるのみでシーバスが喰ってくることはありませんでした。どうやらカタクチイワシの動きにシーバスが追いついていないようです。
それでも居付きのシーバスが居るだろうと考え、護岸沿いを丁寧に探っていくとココン!とバイトが出ましたが、この引きは・・・
40センチ程の綺麗なキビレでした。やっぱりシーバスは不在なようで。
10月30日も下げ潮になってからが良かったことも有り、下げ潮が聞き始める21時頃に夜の部をスタート。夜の部はフォロワーさんのショウヘイさんとのコラボ釣行でした。しかし目当ての場所には先行者が。それでも状況だけでも確認したかったため、少し離れた場所で様子を伺いつつロッドを振りますが、思わしくありません。しばらくの後に先行者の方に挨拶し、状況を聞かせていただくとバイトはあるけど思わしくないとのこと。目視でもベイトが確認できません。朝マヅメ同様、ベイトは抜けてしまった感じです。
そこでこのエリアに見切りをつけ、朝マヅメに大量のカタクチイワシを確認できたエリアへ移動しました。朝マヅメ同様、カタクチが大量に確認できましたが、やはりシーバスは入ってきていないようで水面は穏やかでカタクチも追われているような感じもありません。手元にはカタクチが当たるコンコンとした感触だけが伝わるだけ。1時間程手を尽くしましたが駄目。居ないシーバスを釣ることは出来ません。
気づけば日付も変わっており、どうしたものかと悩んだ挙げ句、先行者が居た最初のエリアに再度行ってみることに。これで駄目なら諦めて帰ろうと思ったら幸いにも無人で本命エリアにもエントリーできました。ただ状況に変わりはなく、ベイトは確認できません。しかし、これまでマイワシが居て良型シーバスも釣れていた場所なだけあって、まだシーバスは残っていると判断。ルアーもマイワシを意識したほうが良いと考え、セットアッパー125SDRをセットし、護岸沿いをショートキャストで探っていきます。群れからはぐれたマイワシが泳ぐとすれば、何もない場所ではなく護岸沿いを泳ぐだろうと推測。またシーバスも捕食するなら何もない場所よりも護岸沿いで待ち伏せするだろうとの予想から、沖向きへのキャストはせず、ひたすら護岸沿いを打ち進みます。しかし反応はなし。やっぱり駄目なのか?
諦めかけながらも、これまでの釣行で一番反応の良い場所まで打ち進んできました。その場所は護岸沿いの水深の変化がある場所。なだらかは変化ではなく、急な変化がある場所です。更に常夜灯が照らす場所。好条件が揃っているので、好反応なのもうなずける場所です。ここでショウヘイさんに「ここが一番反応ある場所で、その先にキャストしてからこうやってテクトロすると喰ってくるで・・・」とセットアッパー125SDRを使ってテクトロしてみたところ、話の途中でドン!マヂか!
やっぱり条件の良いところには居ますね。ベイトの群れが抜けていても、まだ残っているかもしれないマイワシを待ち構えていたのでしょう。テクトロでキッチリ護岸沿いを丁寧に通した結果、この57センチをキャッチできました。しかし説明の途中で喰ってくるもんだから、思わず笑ってしまいました。しかし流石にこのシーバス以降の反応は厳しく、ショウヘイさんが良型のキビレをキャッチするだけに留まりました。
釣行を振り返って
10月30日に今シーズン最高の釣果を得た一方、4日後の11月3日はベイトも抜け、シーバスの群れも去ってしまいました。最初に釣れ始めてから約2週間。潮が入れ替わるタイミングでベイトも抜けたと言えそうです。
しかし興味深かったのは11月3日に大量のカタクチイワシを確認するも、シーバスがそこに居なかったこと。シーバスからの追撃を免れたカタクチイワシの群れだったのでしょうか。ベイトが居てもシーバスが居なければ駄目ということが実感できました。
また逆にベイトは居なくとも、シーバスが居残っていたことも興味深かったですね。条件の整った場所はシーバスも淡い期待を抱いてか、ベイトが回ってくるのを待っているように感じました。ただしベイトが抜けた中では、丁寧なアプローチが重要だと考えます。護岸沿いをギリギリ狙えて一定速度で探れるテクトロが功を奏したのかもしれません。
11月下旬までは釣れ続けるであろう大阪湾奥エリア。カタクチイワシやマイワシの群れを探ることが重要ですが、群れが居なくとも実績ポイントを丁寧に探ることも大事です。色々考えながら秋の夜長を楽しみましょう♪