人が多すぎて苦戦した話

11月9日と11月12日の釣行記です。大阪湾奥にもカタクチイワシやマイワシが入り込んできて、アチコチで釣れている状況。そのため噂を聞きつけたアングラーが集結していて、何処に行っても先行者が居て思うような釣りが出来ないことが多いのですが、ベイトが居なくなる前に出来るだけ出撃しようと足を運んできました。

いつもと違うエリアをランガンするも・・・

11月9日は晩飯後に家事を片付けてからの出撃となったため、家を出たのが22時を過ぎた頃。釣り場に着く頃には潮止まりになっていそうなタイミングでしたが、この時間帯ならアングラーも減ってエントリー出来るかも?と淡い期待を抱いて向かったのは、ここ最近釣れているとの情報を頂いた大阪湾奥部某都市型河川。到着したのは23時30分。しかし目当ての場所には先行者が居ました。しかも5人。ワタシの考えは甘かったようです。釣れている様子を遠巻きに見ながら、その周辺をサクッと探るも駄目。早々に移動。

さて何処に行こうか・・・と悩みましたが、潮止まりの時間帯でしばらくすると上げ潮に変わるタイミングだったことから、下流エリアが良いのかも?なんて考え、以前から気になっていた兵庫県某所へ。しかしワタシの推理は大外れ。ベイトに当たる感触も無ければ潮の動きも悪い状況。初場所なだけに、どういう状況が釣れるのかも分からないため、早々に見切りをつけ移動。夜景が綺麗だったのが唯一の救いでした。

雰囲気はあるんですがね・・・

その後も兵庫県の河川を数カ所ランガンしてみましたが、結果を出すことが出来ず。ある場所では時々流れが強くなるタイミングでイナッコと思われるベイトが追われ逃げ惑うシーンに遭遇しましたが、うまくアジャストすることが出来ず、時合を逃すだけ。完敗でした。

満員御礼でも釣れるのが今の状況

11月12日は大潮と言うこともあって平日ながらも仕事帰りに出撃。仕事をサクッと定時で終わらせ、出撃する予定でしたが立て続けに舞い込む急な用件に四苦八苦しているうちに、気付けば18時30分。こりゃまずいと仕事を終えて急いで現地へ。19時前に現地に到着するも出遅れたようで既に先行者が3名も。諦めて別のエリアに向かいます。

次に向かうエリアは、ワタシなりに推理して「ベイトは更に湾奥エリアに入り込んでいる」と仮定。そこで向かったのは大阪湾奥エリアの最奥部とも言える某所。常夜灯があり、ベイトが入り込んでいれば期待できる場所。到着して常夜灯が照らす水面を観察するもベイトの気配は無く、コアマンVJ-16をキャストしても何の手応えもありません。

VJで駄目ならシーバスは居ない!

VJ-16を要所要所にキャストしながら更に奥へと進んでいき、本命エリアに到着。ここならベイトも集まっているだろうと思ったものの、ベイトが居るのはワタシの居る場所の反対側の常夜灯エリア。カナリのベイトが湧いているようで、ボイルも起こっています。しかし既に先行者2名がそのボイルを狙い打ち、何匹も釣り上げちゃっています。ワタシはそれを尻目に可能性のある場所を狙っていきますが、全く駄目。ほんの30メートルも離れていないのですが、雲泥の差でした。

しかしベイトが湧いていた場所の特徴を思い返し、同じような条件のエリアに行けば、同じ様にベイトが湧いているのでは?と考えて向かった先は某都市型河川の常夜灯エリア。一昨年の同時期に爆釣した事がある場所なので可能性があると思ったものの、到着したら先行者が4人も。こりゃ釣りできないなと諦めつつ、水面の様子だけでも伺おうとタックルを持たずに先行者の方に状況を伺うと、「ベイトは湧いているけど喰わない状況」とのこと。その方はそのまま帰られたので、その場所にエントリーさせていただくことに。

エントリー出来たのは常夜灯が効く場所ではなく、その上流側。しかし聞いた話どおりベイトは湧いているようで、時折激しく逃げ回り、ボイルも起きています。シーバスはまだ居るようです。

騒ぎ立てているベイトの様子からカタクチではなくマイワシではないかと推測。ルアーもセットアッパー125SDRに変更し、アップクロスにキャストしてヨタヨタと流れるマイワシを演出するべく、キャストを重ねます。キャスト角度や立ち位置を変えながら、キャストを続けるとズン!とした重量感が急に襲いかかり、ロッドティップを激しく引き込みます。流れの強さも相まってカナリの手応え。何度もドラグを鳴らされ、必死に堪えましたが、セットアッパーのトリプルフックシステムがしっかり刺さってくれたおかげで無事キャッチ成功。

耐えに耐えてやっと来た!

先行者が叩きまくったポイントでルアーへの反応も悪くなっていた状況でしたが、何とか口を使わせることができました。サイズは60センチ程。ベイトをタップリ喰っているのでしょう。体格もよく、特にオデコの部分から体高があります。強い引きにも納得のパワフルファイターでした。

マッチョな60センチ♪

その後もしばらく狙い続けますが、ベイトが変わったようで水面を見るとカタクチイワシが大量に泳いでいます。そのためルアーもVJ-16やバイブレーション数種類を使い分けて誘うも喰わせるまでにはいかず。マイワシが引っ掛かってきただけでした。

マイワシは居るのにね。

ふと辺りを見渡すとアングラーの数が増えています。対岸にもいつの間にかアングラーが居て、見える範囲に7人のアングラーが集結しています。狭いエリアなのでその影響もあってか、シーバスからの反応はパッタリと止まってしまいました。こうなってしまうと何をしても駄目なので、別の場所へ移動。そこでも常夜灯周りをチェックしていきますが、ピックアップバイトが1回あっただけ。時合は終わったようです。

釣行を振り返って

この2回の釣行で感じたのは、釣れている場所には人が集まっているということ。釣れている情報はすぐに広まっていきますから仕方ないのでしょうが、思うような釣りが出来ないのが少し窮屈ですね。それでもエントリー出来れば釣れてしまうのが今の状況。釣れている場所の特徴を覚えておくと、それに近い場所を探すことで同じ状況に遭遇できる可能性が高まるはずです。

ただ人が集まる際に、良識のあるアングラーばかりが集まってくるとは限らないのが気掛かりです。時々マナーの悪いアングラーを見掛けますが、釣場そのものをアングラーで共有し、「釣りをさせてもらっている」ことが如何に有難いことなのかを考え、行動に移さなければなりませんね。

兵庫県の有名なポイントが最近釣り禁止になったというのをTwitterで見掛けました。どうやら釣り人が原因によるトラブルによるものだとのこと。このままでは釣りが出来る場所が無くなる日も近いです。

誰しもが楽しく釣りが出来る環境を保てるよう、気をつけていきたいと思った次第。

こもチック
  • こもチック
  • 大阪在住の会社員。昭和50年代生まれ。釣りと家族を愛するツーブロック。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)