カタクチパターンにハマる状況とは?
先日10月25日の釣行について速報として簡単な報告をしましたが、実は今まさに秋爆という感じで釣れまくっていてブログ記事にまとめるのが追いつかない状況。更新が滞っておりますが、本当に釣れています。今回は普段の釣行記と趣を変え、最近大阪湾奥エリアに入り込んできたカタクチイワシを狙うシーバスの動きや、カタクチイワシが溜まりやすい状況などに的を絞って書き綴ってみたいと思います。
まさに秋爆!60センチ超が連発!
この秋の爆釣劇は10月に入ってからその気配を見せており、イナッコパターンで60センチを超える良型シーバスを複数キャッチすることに成功していました。イナッコパターンでの釣行記については既に記事にまとめてますので、詳細はそちらをご覧いただければ幸い。
その後も引き続き同じエリアを探り続けていましたが、10月中旬から状況が一変。カタクチイワシが入り込んできたようで、コアマンVJ-16で好釣果を得ることに成功。カラーローテーションを駆使し、良型シーバスを複数キャッチに成功。この釣行についても既に記事にまとめて公開済みです。
このカタクチイワシの群れ。どうもかなり大量に入り込んでいるのか、その後も釣れ続けており、好釣果をキープ。「釣れる時に釣っとけ!」と思い、釣行を重ねました。
10月22日は60センチ超を2匹含む3匹キャッチ。この日はスネコン130SとコアマンVJ-16での釣果でイナッコとカタクチイワシの混合パターンだった可能性があります。
10月25日は72センチを2匹、60センチ超を3匹、合計で8匹と爆釣。この日はスネコン130Sでも1匹キャッチしていますが、その他はコアマンVJ-16、RJ-10、RJ-7での釣果。まさにカタクチパターンでした。
10月26日は短時間釣行ながらも55センチ程度のシーバスをキャッチ。これはスネコン130Sでの釣果。その後、釣友が60センチ超の良型をキャッチしており、釣れ続いている状況です。
釣れる理由はベイトと地形変化
では何故ここまで釣れ続けているののかと言えば、一言で言えばベイトの存在でしょう。カタクチイワシが大量に入り込んでいる状況下では、シーバスも食い気が立って爆釣します。しかし、カタクチイワシの群れは移動します。その移動先を読みつつ、エリアを絞り込むことが釣果に繋がると考えています。
そのカタクチイワシの行方について、闇雲にランガンして探すのも一つの方法ですが、流石に効率が悪すぎます。ワタシが行方を推測する際に利用する情報としては、以下の通りです。
- 過去の実績
- 風向き
- 潮回り
- 地形変化
過去の実績については説明するまでもありませんが、風向きと潮回りはカタクチイワシの移動に密接に絡んでいると考えます。カタクチイワシは遊泳力が弱く、強い風や潮流に逆らって移動するのが難しいと思われます。そのため、風や潮が当たるエリアにカタクチイワシが溜るのではないかと仮定し、そのエリアを重点的にチェックしていく作戦を取っています。地形変化は風や潮流が当たった際に流れが滞留しやすい形状を指し、例えばワンド状になった場所や、護岸のちょっとした変化、また水深の変化にも流れの差が出来、カタクチイワシが溜まりやすい状況が出来ます。
シーバスもこれらの状況を遺伝子レベルで理解し、この時期湾奥部へ入ってくるのだと考えられます。1月頃の産卵シーズンに向け、体力を付けなければならない時期ですからね。カタクチイワシだけでなくイナッコも居る湾奥部に入ってくるのも納得できます。
このような条件を元にカタクチイワシの動きを推測し、釣果に繋げていくことが重要と思っていますが、今回のカタクチイワシの群れは運良く偶然発見したものでした。しかし、地形的にも条件が整っていることから、しばらくの間、釣れ続けているのではないかと考えております。
また、カタクチイワシの群れを確認する前日にまとまった雨が降っていたことも関係ありそうです。雨が有機物を港湾部まで流し、それを狙ってプランクトンが集まり、カタクチイワシも湾奥部に入ってくるとも考えられます。
これらの複合的な要素が多く重なるエリアこそ、カタクチパターンがハマるエリアだと言えるでしょう。地図アプリや天気予報を駆使し、エリアを絞り込んでカタクチイワシを探し出すことが、今の時期に好釣果を得る最短ルート。推測を元に得た釣果は格別です。皆さんも是非お試しください♪
カタクチパターンにはとにかくコアマンVJ-16。お忘れなく♪